「亀の手」をご存知だろうか。磯の岩肌にびっしりとくっつく、その名の通り亀の手のような形をした生き物だ。見た目はちょっとグロテスクだが、食べてみると驚くほどうまい。エビ・カニに近い味と食感で、食べだすと止まらなくなる、知る人ぞ知る磯の珍味だ。
5月5日、高知県宇佐の磯で採取してきたので、採り方から食べ方まで紹介する。
※ 本記事で採取した貝類は、事前に高知県水産振興部漁業管理課へ確認し、一般の方による採取が可能であることを確認済みです。
採取場所・タイミング
場所:高知県土佐市宇佐町の磯
日時:5月5日、干潮13時48分の約1時間前から採取開始
亀の手採りは干潮前後が勝負だ。岩が露出する時間帯を狙って行く。この日は太陽がガンガン照りつけ、磯の照り返しでなかなか暑かった。

亀の手ってこんな生き物
岩の割れ目や縁にびっしりとくっついている。これが亀の手だ。名前の通り、まさに亀の手に見える。

道具と採り方
道具はマイナスドライバー1本でOK。ちょっとしたハンマーや他のヘラのような物があってもいい。画像のバッカンにしても全てダイソーで揃う。
足元が滑りやすい岩場での採取となるため、滑りにくい靴や手袋を着用する。私はフェルトスパイクを着用した。
亀の手は根本からこじるように取る。コツはできるだけ大きいものを選ぶこと。根本からしっかり取るのがポイントだ。

採取量
1時間半ほどで、小さいバッカンに2〜3分目ほど採れた。思ったよりテンポよく採れる。

調理:塩茹で
亀の手の食べ方は塩茹でが定番でシンプルが一番うまい。
- 亀の手をよく洗う
- 鍋に水を入れ塩を約3%加える
- 沸騰してから5分茹でて完成
ポイント:出汁を取りたい場合は塩少なめに。出汁を使う場合3%だと結構しょっぱいが、そのまま食べるならこのくらいが美味い。
食べ方と味
茹で上がったら、根本の皮をつまんでビリッと破く。中から白い身が出てくるので、それを食べる。
これが最高にうまい。エビ・カニのような濃厚な旨みと、プリッとした食感。磯の風味も感じられて、これはいい酒のアテになる笑。食べ始めると止まらなくなるやつだ。
ニナ(しったか)、マツバ貝も少し採った。これも磯の風味があってうまい。

注意1:先端はジャゴジャゴして美味しくないので食べなくていい。
注意2:皮を破いた瞬間に汁が飛んでくるので要注意。服が汚れる笑。
まとめ
見た目に騙されてはいけない。亀の手は磯の最高の珍味だ。ぜひ試してほしい。


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