熟成6日目のヒレナガカンパチ|どこを食べても脂が回る刺身と、頭カマの塩焼き

料理・レシピ

グリーンパーチに包んで、仕事場の冷蔵庫で寝かせること6日。ついに本命、ヒレナガカンパチを開封する日が来た。

釣行の顛末は前編後編、仕込みは熟成編、他の魚は料理編に書いた。今回がこのシリーズの締めくくりだ。

6日目、開封。「う〜ん、凍っちゅうかにゃあ…」

グリーンパーチに包まれた熟成6日目のヒレナガカンパチ
6日目のご開帳。グリーンパーチの包みを解く

パーシャル室から取り出して包みを開けると――

「う〜ん、凍っちゅうかにゃあ…」

やはりチルドと違って、パーシャルだと身が多少凍る。数時間冷蔵室に移して馴染ませたが、それでも3枚に卸す時は切りにくかった。

どうやら過去に甘鯛を腐らせた失敗があると、どっちかっつうと少し凍らす方に傾くらしい笑

3枚おろし。脂は…凍り気味でよく分からん

3枚におろしたヒレナガカンパチの半身
3枚おろし。身はしっとり落ち着いた色になっていた

開いた感想は、全体的にほんのり脂があるように見えたりもしたが、少し凍り気味でよく分からんかった。

半身は親兄弟にあげて、残る半身の真ん中の柵は保存に回す。今日食べるのは、頭側と尻尾側の柵。

頭側と尻尾側の柵
左が頭側、右が尻尾側。食べ比べてみる

刺身にしたら、どこを食べても美味い安定感

熟成6日目のヒレナガカンパチの刺身
熟成6日目のヒレナガカンパチ刺身

普通、刺身は食べる部位によって脂の乗りが変わるものだ。ところがこのヒレナガカンパチ、頭側の部位も尻尾側の部位も、背中側も腹側も脂が分散していて、どこを食べても美味しい。この安定感のすごさにはびっくりした。

家族4人、すぐにペロリだった。普段あまり魚を食べない息子にも「一切れ二切れでいいき食べてみいや」とゴリ押しで勧めたら、すぐに平らげた。

もっと熟成させたら味が変わるのかもしれないが、今くらいがちょうどいいように思った。残りの柵は、明日かな。

頭とカマは塩焼きに。ポン酢で食う

小さいまな板の上のヒレナガカンパチの頭と出刃
頭は出刃でかち割る。が、このまな板が失敗だった

ここでひとつ失敗。頭をかち割る時のまな板は、安定した大きめで分厚いものがいい。洗うのをめんどくさがって小さい薄っぺらいのを使ったら、割りにくいのなんの。

出刃を当ててダン!と衝撃を加えるたび、シンク周りの食器入れにまで響いて小物が落ちるし笑

ヒレナガカンパチの頭とカマの塩焼き
頭とカマの塩焼き。ポン酢をかけて

頭とカマは塩焼きにして、ポン酢をかけて食う。刺身が美味いのに、頭カマが美味くないわけがない。

大きめの魚が釣れた時は、この頭とカマを食べるのが楽しみである。目の周りや頬の身をほじくって食べるのが、また旨し。

これだから釣りは辞められない

餌集めに始まり、虚無の雨、電動リールの沈黙。それでも最後には、家族4人がペロリと平らげる魚が食卓に上がる。

これだから釣りは辞められない。

▼この釣行のシリーズ
前編:ライト泳がせは餌集めが9割
後編:虚無の雨の中でヒレナガカンパチ
熟成編:グリーンパーチで熟成へ
料理編:キビレカワハギの煮付けとムロアジの干物

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高知在住。高知県内を中心に釣りや潮干狩りを楽しみ、時には隣県へも遠征。旬の釣りを満喫しながら、釣れた魚・採れた貝を使って適当に・簡単に・まったりと料理するのがモットー。

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