足摺岬沖で大物泳がせ釣り→坊主。残ったイワシを太刀魚テンヤ用に塩蔵した話【2026年5月】

船釣り

5月10日、深夜0時半に釣り仲間を迎えに行くところから釣行は始まった。

四万十市下田港に着いたのは午前2時半。お世話になるのは、カツオやキハダの大物釣りでいつも乗らせてもらっている丸幸さんの船だ。

3時に出港し、ポイントまでは約2時間。船には5人が横になって仮眠できる船室があり、これが長距離遠征には本当に有難い。波風をしのぎながら体を休め、ポイントに着く頃には薄っすらと夜が明け始めていた。

まずは餌釣りから

泳がせ釣りはまず餌の確保から始まる。この日ターゲットにしているのは大型カンパチ、クエ、その他大物。泳がせに使いたいのは、身が丈夫で元気よく泳ぐ30cmクラスの鯖だ。

ところがサビキで釣れてくるのはほとんどがイワシ。

船上でサバを処理する
釣れたサバを泳がせ仕掛け用に処理する

イワシはサイズこそちょうどよくても、上げた瞬間から鱗がボロボロと剥がれてすぐ弱ってしまう。泳がせ仕掛けに付け替える手間もあって、大型魚を狙う泳がせには正直向いていない。なんとか最低限の鯖をキープし、釣れたイワシはクーラーの中へ。

泳がせポイントへ。しかし……

この日は六の背には入れなかった。サメが湧いているという情報があり、手前の海溝でのポイントに変更となった。

仕掛けを投入して待つ。

泳がせ仕掛けをセットして待つ。足摺岬沖の太平洋
仕掛けをセットして待つ。広大な太平洋が広がる

……当たらない。

たまに小さな当たりがあって餌が無くなったり、傷だらけになって上がってきたりすることはある。しかし食い込みが悪く、ラインが走るような本命のアタリは来ない。異常なしの時間がひたすら続いた。

泳がせ組3人、ジギング組2人の計5人でポイントに入っていたが、ジギング組もかなりの激渋。300g前後のジグを丸1日しゃくり続けてウッカリカサゴ数匹という結果だった。重いジグを長時間しゃくり続けるその体力には、素直に尊敬する。私も少しジギングに挑戦して小さなカサゴを釣ったが、長時間は無理だと確信した笑。

タイムオーバー直前、仲間にだけ奇跡が起きた

そろそろ終わりかというタイミングで、真後ろの仲間の竿が曲がった。

上がってきたのはマハタ。

仲間が釣り上げたマハタ
仲間が釣り上げたマハタ。立派なサイズだ

泳がせ組3人のうち、魚を手にしたのはただ1人だけ。私ともう一人は完全な坊主だった。

羨ましいのもあったが全員坊主になるより、誰か一人だけでも釣れてくれて良かった。

帰り道にやらかした

釣行後の帰り道というのは、不思議と気分が上がるものだ。坊主でも関係ない。仲間との話が弾み、気づいたらナビの音声を小さくしたまま走り続けていた。

結果、高速道路の降り口を一つ行きすぎた笑。

よく話す仲間と行く釣行は楽しい。それだけは間違いない。

翌日:イワシを太刀魚テンヤ用に塩蔵する

36匹手元に残ったイワシを食べるのはめんどくさい。サイズを見ると太刀魚テンヤにちょうどいい。秋の豊後水道遠征に向けて、餌として仕込んでおくことにした。

塩蔵の手順

用意するのはザル付きのタッパーと、遠慮しないくらいの量の塩。

タッパーの底に塩を敷き、イワシを並べ、また塩をたっぷり振る。塩・イワシ・塩・イワシ……サンドイッチのように交互に重ねていく。塩はケチらないのがポイントだ。

塩で締めたイワシを新聞紙の上に並べた状態
塩をたっぷり使って締める。ケチると水が抜けきらない

ザル付きタッパーなので、イワシから抜け出た水分が下に溜まっていく。翌日にはかなりの量の水が落ちている。塩を追加したり水を抜いたりして3日ほど続けると身がしっかり固く締まってくる。この硬さが目安だ。

塩蔵したイワシは水気を拭き取って真空パックし、冷凍庫へ。

塩蔵イワシを真空パックして冷凍保存
真空パックして冷凍。これで長期保存できる

身が締まった状態で冷凍しておけば、テンヤに刺したときの針持ちが格段に違う。柔らかいまま冷凍したものとは雲泥の差だ。

釣具屋に売っているイワシも締め方が甘い。浅場ならまだいいが、豊後水道の太刀魚ポイントは100~200m超える所も。

締めが甘いとちょっと太刀魚に齧られて回収しただけですぐ使えなくなるイワシ。

しっかり締めたイワシなら太刀魚数匹分使えたりする。

太刀魚の食いが悪い時にはイワシが柔らかい方がいいかもしれないが、手返しが圧倒的に違う為、しっかり締めたイワシに軍配が上がると思っている。

また行くぞ

足摺沖で大物は出なかった。六の背にも入れなかった。仲間だけマハタを釣った。帰りに高速の出口を乗り過ごした。

それでも、また行きたいと思っている。

秋になったら豊後水道へリベンジだ。←え?そっちかい笑

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高知在住の50代。高知県内を中心に釣りや潮干狩りを楽しみ、時には隣県へも遠征。旬の釣りを満喫しながら、釣れた魚・採れた貝を使って適当に・簡単に・まったりと料理するのがモットー。

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