イカメタルを終わりにした記事の最後に、「次は青物へ」と書いた。ジギング、エビング、落とし込みの3つを持ち込んで、ネイリ(カンパチ)を狙うと。
9月13日、その答え合わせに行ってきた。前回のネイリ釣行は、自分がコロナで行けず、代わりに出た連れは水温30度の中で爆死している。今回はそのリベンジでもある。
先に結果を書いておくと、本命のネイリは1匹。期待していた太刀魚は坊主。そんな日を救ってくれたのは、まったく狙っていなかった5.6kgのハタだった。
朝一は太刀魚から
前日は太刀魚もネイリも釣れていた。それならと、船長に頼んで朝一だけ太刀魚に寄ってもらうことにした。
5時出船。小型のテンヤで太刀魚を狙う。
ところが、4人でやって太刀魚が1匹と、チャイロマルハタが1匹だけ。まともな当たりは一度だけあったがフックにはかからず、上げてみると餌は真っ二つだった。
この日は中潮で、潮が速すぎた。魚が口を使わない。そのうち潮が緩んできて、チャンスが出てきたかと思ったものの、結局食いは悪いまま朝まづめが終わり、7時過ぎに太刀魚はあきらめた。6月に泳がせで太刀魚を狙ったときも坊主だったが、今回はテンヤで同じ結果になった。
本命のネイリ狙いへ


ジグ、エビング、落とし込みを順番に入れ替えながら探っていく。とりあえず魚の反応があったのは落とし込みだった。
ただ、付いてくるアジが大きい。25cmくらいはあるだろうか。ネイリの餌としては少しデカすぎる。ちょうどいいサイズのベイトが付けば高い確率で獲れそうなのに、そのちょうどいいのが付かない。

付いたアジをそのまま泳がせてもみたが、なかなか食わない。
尺アジには少し届かないサイズだが、そのうち、みんなお土産用にアジをキープし始めた。
「太刀も釣れんかったし、最悪なんちゃあ釣れん可能性も出てきたき、これオカズにせないかんな。アジは何やっても上等に食えるろう」
連れが立て続けに切られた
すると、落とし込みをしていた連れが、2回続けて切られた。ハリスは8号。餌のアジが大きいので、大物に飲まれて切られたのだろう。
エビングをしていた別の連れも切られた。こちらはハリス10号。竿がかなり入り込んで、ドラグも出ていた。あとで聞くと、獲れる気がしなかったらしい。
8号も10号も、立て続けに持っていかれた。
そして、自分にも異変が来た。
8号の落とし込みに来た
落とし込みで、底のほうでアジが掛かった。これも大きめのアジだ。キープはもう10匹くらいになっていたので、「もうええか」と思った矢先、竿が入った。
仕掛けはハヤブサの落とし込み用サビキ、強靭イサキの8号。7月に沖ノ島でライト泳がせをしたとき、餌のムロアジが急に掛かりだしたのもこの仕掛けに替えてからだった。

この大きさのアジを食ってくるのだから、大物の可能性が高い。
ただ、フックもハリスも丈夫な大物泳がせ釣りの仕掛けとは違って、こちらはハリスもフックも8号。あまり無理はできない。
掛かったのはほぼベタ底。大型の根魚なら、連れのように歯でハリスをやられるだろうなと思いながらのファイトになった。
途中、根に張り付かれた時間もあった。それでも少しして浮かせることができた。そこからはドラグを徐々に緩めて、慎重に、慎重に上げてくる。
見えてきたのは、茶色い魚体だった。
ヤイトハタか、チャイロマルハタか

上がったのはハタだった。ただ、ヤイトハタなのかチャイロマルハタなのかが分からない。
小さいチャイロマルハタなら釣ったことがある。でも、このサイズは初めてだ。図鑑やAIで特徴を調べてみたが、どちらとも言い切れず微妙なところで、ややヤイトハタ寄りだろうか、というのが今の見立てである。なので、ここでは「仮ヤイトハタ」と呼んでおく。

重さは約5.6kg、長さは約70cm。
掛かりどころの運が良すぎた
運が良かった。針は唇にしっかり掛かっていた。


皮一枚のような薄い掛かりだったら、途中で身切れしていたと思う。かといって飲まれていたら、この歯だ。8号のハリスでは獲れなかっただろう。連れの8号が2回切られたのも、こういう口に飲まれたのかもしれない。
薄すぎず、深すぎず。とにかく、掛かりどころの運が良すぎた。
ネイリはエビングにだけ来た
その後もあちこちポイントを変えて探った。
結局、ネイリを獲ったのは全員エビングだった。それでも船中で6匹。あとはオオモンハタが1匹くらい出ていたと思う。自分は、大きくはないがネイリ1匹で終了。
ジギング、エビング、落とし込みを持ち込んだ答え合わせをするなら、この日に限っては、ネイリはエビング、ハタは落とし込みだった。
クーラーの中身は、予定と違った
本当なら、クーラーは太刀魚とネイリで埋まる予定だった。それがこうなった。

左にいるのが、この日のネイリである。あまり大きくない。並んでいるアジと見比べると、この大きさのアジをこのネイリが食うのはデカい、というのがよく分かる。朝から餌のアジが大きすぎると言っていたのは、つまりこういうことだ。
- 仮ヤイトハタ|1匹(約5.6kg・約70cm)
- ネイリ|1匹
- アジ|約10匹
- メジカ(ソウダガツオ)|1匹
メジカは刺身にするつもりなので、アニサキス対策として釣ってすぐに内臓を取り除いた。アニサキスは魚が死んだあと内臓から身へ移ることがあるので、刺身で食べるなら早めに処理しておきたい。
アジとメジカは、釣ったその日に食べた。ネイリは火曜あたり、仮ヤイトハタは木曜か金曜に食べるつもりでいる。料理編は、また後日。
13時に納竿。水温は28.5度で、まだ水温が高すぎるのかもしれない、という話だった。連れが爆死した8月末は30度あったので、少しは下がってきている。
久しぶりの昼の釣りは、まだ暑かった
この日の最高気温は30度くらい。天気はほとんど曇りで、昼ごろにパーっと雨が降ったりもして、最後は晴れた。
真夏の昼の釣りを考えれば遥かにマシである。ただ、ここ2ヶ月ほどはイカメタルで夜の釣りばかりだったので、久々の昼間の釣りはまだ暑く、それなりに疲れた。
結局、メインのネイリは1匹。期待していた太刀魚も坊主。
このハタに救われた。


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