チャンバラ貝の砂抜き容器をセリアの400円で作った|吐いた砂を吸わせない上げ底が欲しかった

完成した砂抜き容器をクーラーボックスにセットした状態 磯採り

8月15日。チャンバラ貝を採りに出たのに箱ビンを忘れ、結局は海のドライブで終わった日のことだ。その日の話は先に書いた

手ぶらで帰るのも面白くない。今日採れなかったのなら、次に採る分の準備をしておけばいい。そう思って、帰りに100均のセリアへ寄った。車にはメジャーを積んでいた。狙いは決まっていて、チャンバラの砂抜きに使う入れ物だった。

前回は、丸一日かかった

チャンバラは砂を吐かせるのに時間がかかる。前回のリベンジでは、現地で洗い込んで替えの海水を持ち帰り、ブクブクを入れて一晩置いた。それでも翌日の晩、食べる前に洗ったらまだ黒い砂がびっしり出た。最終的に砂はかろうじてゼロにできたが、丸一日かかっている。

あのときの入れ物は、ザル付きのトレーに納豆の容器やスプーンを放り込んで底上げした、その場しのぎの形だった。長太郎貝の殻まで使った。効きはしたが、毎回あれを組むのは面倒だ。

浅いザルとタッパーでは、底が近い

浅いザルとタッパーのセットでも砂抜きはできる。ただ、あの組み合わせはどうしても底が近い。吐いた砂のすぐ上に貝がいるわけで、また吸い込む可能性がある。せっかく待った時間が、それで薄まってしまう。

欲しかったのは、貝と砂をきっちり離せる上げ底だった。それも、その場しのぎではない専用の一台が欲しかった。

買ってきたのはこの3点

店で色々と物色して、結局こうなった。

セリアで買った3点。左が浅型ワイドの容器、中央がバーベキューネット、右がバーベキュースタンドロースター
  • イノマタ化学 ウィンディー518(浅型・ワイド クリアー) 外寸31.2×22.2×高さ9.3cm
  • バーベキューネット 21×27cm 食材がつきにくいというクリンプ網
  • バーベキュースタンドロースター 約21×27.5cm、足の高さ7cm。足の高さを変えられる

他にも色々買ったので値段は忘れたが、レシートを見返すと、容器とネットは100円、ロースターだけ300円だった。

左の容器を選んだのは、自分の持っているクーラーボックスの短い辺のサイズがちょうどだったからだ。メジャーを持って行ったのはこのためで、ここが合わなければ全部が成り立たない。クーラーの寸法は家それぞれだから、真似をするなら自分のを測ってから店に行くのが早い。

容器の底を炙って、切り抜く

まず容器の底をヒートガンで炙る。樹脂が柔らかくなったところをカッターで切り抜いていく。縁だけは残す。

容器の底をヒートガンで炙り、カッターで切り抜いたところ

底を抜くのは、そこに網を張るためだ。貝が吐いた砂を、容器の中に溜めずにダイレクトに下へ落としてしまいたい。落ちてしまえば、もう貝の口元には戻らない。

網は「目の大きさ」が命だった

この構造で肝になるのは網の目だ。隙間はできるだけ大きく、砂が落ちるのに抵抗がない。それでいて貝は落ちない。この二つを同時に満たす目でなければ意味がない。

細かすぎる網では砂が引っかかって残る。粗すぎれば貝がすり抜けて下に落ちる。買ってきたバーベキュー網は、まさにその頃合いの目だった。

ところが、その網が失敗した

端を少し折り曲げて容器に入れてみた。……が、網の枠が外れた。

バーベキューネットを容器に入れたら枠が外れてしまった

枠がないとフニャフニャで頼りない。それに貝をかき混ぜるとき、網の端を触ってしまうと指が痛そうだ。気に入らないので、この網は捨てた。100円が消えたが、こういうのは仕方ない。結局、この入れ物にかかったのは容器とロースターの400円だ。

ロースターを結束バンドで直付けする

残ったのはバーベキュースタンドロースターだ。こっちは最初から枠がしっかりしていて、足も付いている。

容器の底の縁にドリルで穴を開け、バーベキュースタンドロースターを結束バンドで留めた

容器の底の縁にドリルで穴を開け、ロースターを結束バンドで直接留めた。角に2本ずつ、長辺に1本ずつ。合計10本で固定して、余りは切り取る。網を「入れる」のをやめて「留める」に変えたら、一気に頼りがいのある形になった。

クーラーボックスにセットして完成

あとはクーラーボックスに収めるだけだ。ジャストフィットとはいかず余白は残ったが、そこは仕方ない。海水が温かくなりすぎるようなら、横に保冷剤を入れればいい。まあ良しとする。

完成した砂抜き容器をクーラーボックスにセットした状態

これなら余分に汲んできた海水を、マメに換えなくてもいい。大量の海水を入れられるから、そうは汚れにくい。上げ底も十分に効いている。おまけに、クーラーの中で完結するから海水が家に溢れる心配もない。台所で盥を抱えて右往左往しなくて済む、というのが地味に大きい。

ブクブクも一緒に入れる

砂抜きにはエアポンプも使う。元々は鯛のテンヤ釣りで、活きエビを生かしておくために持っているものだ。魚がろくに釣れず、エビだけが大量に余る日もある。そういう日はたまに持ち帰って、エビを食べていた。もっとも大半は海に逃がすか、同じ船に乗っていた人にあげてしまう。最近は持ち帰ってもいない。

エビを生かすための道具が、そのまま貝にも使える。

もう一つの使い道は、冷蔵庫の干物置き

実はこのロースター、店で見つけたときに閃いていた。「キター!」と思ったのは砂抜きの上げ底だけが理由ではない。

もう一つの用途は、冷蔵庫の干物置きだ。これまでは猫よけマットを敷いて干していたが、あれだと下の空気の層が薄いのがずっと不満だった。100均かホームセンターでもっといい物はないだろうか、と書いてから一月ほど。答えがこれだった。

冷蔵庫の棚に置いたバーベキュースタンドロースター2枚。干物置きとして使う

ロースターなら身の下にたっぷり空気の層ができるし、高さも足りている。今は夜釣りのイカメタルに行っているから、イカの干物を冷蔵庫で作るのにちょうどいい。

この日はロースターを3枚買っている。干物用に2枚、砂抜きの貝用に1枚。足りなければ買い足せばいいし、1枚で足りる日もある。

この時期の干物は、外と冷蔵庫の二段構え

基本は外で干物を作る。ただ、外気温が高すぎたり湿度があると痛んでしまう。だからこの時期は、ある程度まで扇風機で外で乾かして、仕上げを冷蔵庫でやっている。

イカメタルのシーズンが終わっても、年中釣りはしている。この網があれば、これから色んな干物が作れる。

結局、物の下に隙間を作ることばかり考えている

砂抜きも干物も、やっていることは同じだ。物の下に隙間を作って、落ちるものは落とし、通すものは通す。前の砂抜きの記事でも同じことを書いていた。

まだ実戦には出していない。作ったのは、次にチャンバラを採る日のためだ。箱ビンを忘れて何も採れなかった日に、次の準備だけはできた。あの日の帰り道に寄ったセリアが、結果としては一番の収穫だったかもしれない。

にほんブログ村 釣りブログへ
磯採り
黒潮飯をフォローする
この記事を書いた人
アバター画像

高知在住。高知県内を中心に釣りや潮干狩りを楽しみ、時には隣県へも遠征。旬の釣りを満喫しながら、釣れた魚・採れた貝を使って適当に・簡単に・まったりと料理するのがモットー。

黒潮飯をフォローする
黒潮飯

コメント

タイトルとURLをコピーしました