8月22日、オーシャンブルーでイカメタルに出た。結果から書くと6杯。目標にしていた二桁には届かなかった。
ただ、この日は出る前から期待していなかった。好材料がひとつもなかったからだ。

好材料が、ひとつもなかった
8月に入ってから、高知沖はだんだん悪くなっている。今週の釣果を見ても、愛媛は50〜60杯釣れているのに、直近の高知沖は一桁ばかり。ベイトの反応が悪く、棚は深いらしい。
そのうえフグがいるという。潮は速そうで、月は満月に向かって大きくなっていく。明るい夜はイカメタルには向かない。
数えてみても、いい材料がひとつもない。
クーラーを30Lから20Lに落とした
それでも行くと決めているので、準備はする。ただ、いつもは30Lのクーラーを積むところを、今回は控えめに20Lにした。
クーラーの中身は、ほとんどが保冷剤と食料と飲み物とタッパーだ。それでもイカなら30杯くらいは入る。20Lに落とすというのは、自分の中で「そんなに釣れないだろう」と決めていたということになる。
60〜70メートル、色は薄い
開始してみると、やはりベイトの反応は悪い。魚探を見てみるもせいぜい60〜70メートルのところに、薄い色が出る程度。22時過ぎまで、この棚がずっと続いた。
ごくたまに釣れることはある。ただし棚は60〜70メートル台と深い。イカメタルとしては、決して気持ちのいい深さではない。
そして、当たったと思って合わせても、上がってくるのはギンフグ(シロサバフグ)だった。

よく当たるのに、合わせても合わせてもなかなか乗らない。あれはたぶん全部フグだったのだと思う。
近くで竿を出している人にも、連れにも、何度も同じことを聞いた。
「どう?イカっぽい?」
「いかん、フグの引きっぽい。あーあ、やっぱりフグちや」

当たりカラーは、フグに持っていかれた
それでも手は動かす。オモリグで当たったのは、クレイジーオーシャンの黒と、シマノのフラッシュブーストのクリアー系で赤白っぽいやつ。この2つで2杯ずつ、合計4杯を釣った。
ところが、その2つとも、フグに切られて殉職した。前回の宿毛遠征のオモリグで当たっていたエギを、そのまま持っていかれた形になる。
イカメタルの方では、赤白のメタルスッテと赤黄のゼブラで釣れた。こちらもその後、PEから切られている。
「やられた!またフグに切られたちや」
この日なくした仕掛けは、ドロッパー・スッテ・エギを合わせて5個。
周りの人の当たりカラーを見ていると、前半は赤白、後半はオレンジ系のゼブラのようだった。とはいえ全員が一桁という激渋ぶりなので、これが参考になるのかならないのか、正直よく分からない。
ワイヤー仕掛けは、イカのための道具ではない
フグ対策にワイヤー仕掛けも持ってきてはいた。ただ、使わなかった。ワイヤーを入れるとイカの食いが落ちるのではないか、と思ったからだ。
誤解のないように書いておくと、ワイヤーを付けたところでイカが釣れるようになるわけではない。あれは仕掛けをロストしないための道具か、フグそのものを狙うための道具だ。
実際、この日ワイヤー仕掛けでイカメタルをやっている人もいたが、その人もほとんど釣れてはいなかった。
だから、使わなかったのが間違いだったとも言い切れない。ただ、仕掛けを5個なくした結果だけを見れば、付けておけばよかったのかもしれない、とは思う。
ベイトは上がってきた。だが釣れるのは40メートル台
後半になって、ベイトはもう少し集まってきた。魚探では25〜50メートルまで上がってきていたようだ。
ただ、実際に釣れる棚は40メートル台。上がってきたと言っても、イマイチだった。
風は弱いが南風で、うねりが少しあって船は揺れる。潮も緩くはなく、ラインが斜めになっている時間がほとんどだった。
どの船も、全滅だった
無線からは、他の船とのやりとりが聞こえてくる。船長にも聞いてみた。
どの船も一桁ラッシュ。少しばかりポイントが違っていても、どこも釣れていない。全滅だった。
前に潮が速すぎた日のことを書いたことがあるが(イカメタル5杯で惨敗|潮が速すぎた夜に、打てる手を全部打った)、あのときは「20メートル下に正解があった」という答えが後から出てきた。今回は、そもそもどこにも正解がなかったということになる。
20Lのクーラーで、ちょうど良かった
最終的な釣果はイカ6杯。内訳はイカメタルで2杯、オモリグで4杯。トップは7杯が数人で、みんなそんなに変わらない。低いレベルで横並びだった。
ギンフグは4匹。これに連れからもらった分を足して5匹になった。

控えめにしたつもりの20Lのクーラーでちょうど良かった。30Lを積んでこなくてよかった、と言うべきなのか、なんとも言えない気持ちになる。
ちなみにこの6杯は、全部そのまま沖漬けにした。たった6杯のイカを袋とタッパーに分けるのもめんどくさく、ササっと墨を取って全部タッパーに入れタレを入れる。使っているタレは濃縮○倍と書いていないタイプなので、そこまで濃くはなっていないはずだ。まだ食べ方は決めてないが、それはまた実食編で書く。

墨抜きは、6杯とも一発で決まった
ついでに書いておくと、この日の墨抜きは全部うまくいった。成功率でいえば100パーセントだ。
前回の記事で書いたフォーセップを使っているが、もう墨袋を直接覗き込まなくても、だいたいの感覚で墨と内臓が一緒に取れるようになった。道具を替えてから、本当にここが楽になった。
まあ、たった6杯なので、偉そうなことを言える数ではないのだが。
それと、墨を抜くときだけ、左手に作業手袋をはめている。釣っている間ずっとしているわけではない。この作業のときは、やはり手袋が正解だ。滑らずにイカをしっかりキープできる。素手でやっていた頃とは、押さえの安定感がまるで違う。
フグの方も、料理できるだけの数がある。こちらは唐揚げにする予定だ。
今年の高知沖は、まだ分からない
去年は9月いっぱいまで、高知沖のイカメタルを楽しめた。今年はどうだろう。もう今月で終わりかもしれない、という気がして、今のところ9月の予定は入れていない。
ただ、まだ昼間の釣りをするには暑い。しばらくはいろんな船の釣果情報を見て、様子を見ようと思う。悪くなければ、引き続きイカメタルに行く。
好材料がひとつもない日に出て、その通りの結果になった。それでも、行かなければ「その通りだった」ということすら分からない。

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